「103万円の壁」「106万円の壁」と資産形成

 少数与党政権になって、政策議論がより活発になっています。いわゆる「103万円の壁」を見直すことは、所得税による減収を意識して働き控えをしている人々にとっては、労働意欲の向上に繋がり、企業側は労働力不足解消に繋がる期待感があります。一方で、社会保険料に関わる「106万円の壁」は撤廃の方向で議論が進められており、対象となる人々の収入を減少させることとなります。収入増の話題と収入減の話題が入り乱れて、とても分かりづらいですね。しかし、税金と違って社会保険料を支払うことは、将来的にその方が貰うことのできる年金の額を増やすことにも繋がり、一概にデメリットとは言い難い話かもしれません。このような時期ですので、いま、将来の生活設計をしっかりと考えることはとても意義があることではないでしょうか。

11月22日(金)、堺市産業振興センターで開催予定の「資産形成意識向上セミナー」ですが、座席数にまだ空きがございます。参加無料のセミナーですので、この機会に一緒に将来の資産形成について考えてみませんか?